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Firestoreのデータバックアップを自動で行う一番簡単なやり方

firebase
この記事は約7分で読めます。

FireStoreのバックアップ機能は最近やっとまともに実装されました

データベースのバックアップはとても重要です。万が一プログラムのバグでデータが消えたり、クラッキングによりデータが破壊、改ざんされたとき、復元するための命綱として、バックアップは必ず取らなければなりません。

FireStoreはちょっと前までβ版だっただけあって、正式なバックアップツールは用意されてきませんでした。しかしバックアップをせずにシステム稼働させるわけには行かないため、様々な人が独自に動きバックアップの方法を模索、実装してきました。

正式に公式サイトからFireStoreのバックアップツールが用意されたのは記憶に新しいです。

初めて公式が用意したFireStoreのバックアップツール

Firestoreのバックアップツールとして最初に用意されたのが

gcloud alpha firestore export gs://firestore-export

というエクスポートコマンドでした。その後にalphaからbetaに変わり

gcloud beta firestore export gs://fs-export

となりましたが、特段大きな違いはありません。 cronで自動実行させるなど色々錯誤しましたが今はそんなことする必要はありません。公式サイトからより良いバックアップ方法が用意されたのです

FireStoreのデータを決まった時間に自動でバックアップ

Cloud Functionsを使った自動バックアップ方法です。詳しくは公式サイトに記載があります。ただ、Firestoreの公式マニュアルってちょっと不親切なんですよね。説明を端折っていたりわかる前提で話が進むので、不慣れな人にとっては結構鬼門です。

Firestoreのバックアップ先となるバケットを用意する

GCPの管理画面(ストレージ)を開き、バケットを1つこしらえましょう。

ここで注意するべき点は、バケットのリージョンにusを指定するということです。Asia/Tokyoにすると自動バックアップは失敗しますので注意してください。

バケットの名前

わかりやすいものが良いでしょう。xxxx-backupとかそんなんでいいと思います。ここで指定した名前は次の章で利用するので控えておきましょう

ロケーションのタイプ

私はMulti Regionを選びました。ロケーションにUSを必ず選択してください

ストレージクラス

用途に合わせて選べばいいと思う

アクセス制御

[均一]を 選択しましたがどちらでも行けると思います。

Cloud Functionsのコード紹介

Cloud functionsはこんなかんじ

【index.ts】
import * as functions from 'firebase-functions'
import * as API from './api' // これはFirestoreのコンソールから引っ張ってくる情報です

const firestore = require('@google-cloud/firestore')
const client = new firestore.v1.FirestoreAdminClient()

const admin = require('firebase-admin')

admin.initializeApp({
  credential: admin.credential.cert(API),
  databaseURL: 'hogehogemogemogefugafuga'
})

// 分 時 日 月 曜日 の順に指定します。cronと一緒。米国時間なので注意してね!
exports.backupPubSub = functions.pubsub.schedule('30 15 * * *').onRun((context) => {
  const databaseName = client.databasePath(process.env.GCP_PROJECT, '(default)')
  const bucket = 'gs://さきほど指定したバケットの名前'
  return client.exportDocuments({
    name: databaseName,
    outputUriPrefix: bucket,
    collectionIds: []
  })
  .then((responses: any[]) => {
    const response = responses[0]
    console.log(`Operation Name: ${response['name']}`)
    return response
  })
  .catch((err: any) => {
    console.error(err)
    throw new Error('Export operation failed')
  })
})

いわゆるクラウドファンクションです。ついで依存関係はこんな感じ(こういう情報は公式が書いてくれないので公式は不親切です)

{
  "name": "functions",
  "scripts": {
    "lint": "tslint --project tsconfig.json",
    "build": "tsc",
    "serve": "npm run build && firebase serve --only functions",
    "shell": "npm run build && firebase functions:shell",
    "start": "npm run shell",
    "deploy": "firebase deploy --only functions",
    "logs": "firebase functions:log"
  },
  "main": "lib/index.js",
  "dependencies": {
    "@google-cloud/firestore": "^2.6.1",
    "firebase-admin": "~8.8.0",
    "firebase-functions": "^3.3.0"
  },
  "devDependencies": {
    "tslint": "^5.20.1",
    "typescript": "^3.7.3"
  },
  "engines": {
    "node": "8"
  },
  "private": true
}

これをクラウドファンクションとして登録してください。firestore deploy –only functions というお決まりのコマンドですね。登録完了するとGCPのクラウドスケジューラという画面に先程追加した関数が追加されています

GCP Cloud Pubsub

GCP Cloud Pubsubの画面。「今すぐ実行」を押すと予定時刻を待たずに動作確認ができるので便利です

アクセス権限を設定する

PROJECT_ID を実際のプロジェクトIDに置き換えて、コンソールから次のコマンドを打ち込みます

gcloud projects add-iam-policy-bindingPROJECT_ID \
   --member serviceAccount:PROJECT_ID@appspot.gserviceaccount.com\
   --role roles/datastore.importExportAdmin

 

gsutil iam ch serviceAccount:PROJECT_ID@appspot.gserviceaccount.com:admin\
    gs://BUCKET_NAME

このあたりについては公式サイト:アクセス権限を設定するのほうがわかりやすいのでそちらも参照してください

バックアップファイルがバケットに保存されるか確認する

最後にきちんとバケットにバックアップが書き出されているか確認してみましょう

GCP ストレージ

GCP ストレージ。バックアップのデータはここに保存される

うまく動かないとき

エラーメッセージを確認してみましょう。エラーメッセージはFireBaseのクラウドファンクション上で確認ができます。この手のエラーではおそらく、アクセス権限不足による失敗が多いと思います

サーバ不要で自動バックアップも取れるのでこのやり方おすすめです

わざわざCron用にサーバを建てる必要がないのはとても便利ですね。公式サイトの情報ですので、一番良いやり方だと思います。まだ gcloud aplha とかコマンド叩いている人、重い腰を上げて今こそバックアップを自動化しましょう

 

 

 

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