テンプレートに使えるパーツの紹介
日報のテンプレートはここで紹介する複数のパーツの組み合わせで構成されます。
例えば、一覧から選ぶことで入力できる「選択肢」パーツや、日付入力に特化した「日付」パーツなど、便利なパーツが10種類以上あります。このページではそれぞれのパーツの特徴や使い所などをご紹介しています
1行テキスト
その名の通り、1行だけ入力可能な項目です。改行を入れることができないため、比較的短い文を入力する際に適しています。例えば「人名」や「住所」「管理番号」が適しています。
郵便番号▶住所入力(郵便番号から簡単に住所入力可)
7桁の郵便番号を入力するだけで、市や町まで入力を補完します。例えば
郵便番号「3291105」と入力すると、「栃木県宇都宮市中岡本町」まで取得できます。入力は全角でも半角でもOKです。ハイフンは不要です。住所入力の手間を減らすのに便利なパーツですね。
郵便番号がわからない場合は諦めて手動で住所を入力してください。
数値
数値項目は、数値のみの入力が可能です。(整数・負数・小数点が指定可能です)
この項目の特徴は、集計され、グラフ化の対象となることです。数値パーツには類似の「スライダーパーツ」もあります。数値とスライダーの役割の違いについて
設定項目が多数あるため、1つづつ見ていきます
初期値エリア
テンプレート作成時にこの値を指定することで、日報作成時に自動で初期値としてセットされる値です。初期値が不要なら、空欄にしておきます
単位
数値の単位です。初期値は「円」。日報作成時やグラフ表示の際に表示されます。
補助科目
内訳が必要な場合は補助科目を利用して下さい。画像の例では、「店舗売上」という大きな枠の中に、「物販」と「サービス」の内訳がある状態です。なお、補助科目の合計が一致する必要はありません。
複数行テキスト
通常よく使われる、普通のテキスト入力エリアです。文字の入力や色変え・マスクがけなどができます。「業務内容」や「ひきつぎ」など、さまざまな項目として使える最も一般的な項目と言えます
複数行テキストの種類
「多機能エディタを使う」をONにすることで、多機能エディタが有効になります。多機能エディタを使うことで文字に色を付けたり、マスクがけをすることが可能になります。(多機能エディタはWebアプリ版のみ対応)
日付
日報の中に日付を入力する際に活用して下さい。
上図のように、カレンダーから日付をピックアップする形式での入力となります。初期値が「本日」になるため、初期値を固定することができません。なお、日報の提出日については日報テンプレートとは別に用意されているので、提出日のためにこの項目を用意する必要はありません。なお、和暦には非対応です
時刻
時刻入力は2種類あります。上図をご覧ください。
アナログ時計から選択するやり方と、ブラウザ依存から選ぶことができます。ブラウザ依存の場合は使用するブラウザによって入力方式が変わります。(例えばiPhoneのSafariならドラム式の入力になる)
日報作成時の時刻が初期値として設定されるため、初期値の設定はできません。また、時刻パーツを連結して2つ並べると、双方の時間差を自動で計算します
タイムカード

タイムカードは出退勤時間を入力するパーツです
タイムカードは出退勤時間の入力に特化したパーツです。時刻パーツを2つ並べるよりもシンプルで使いやすいパーツです。

タイムカードの集計画面。日報とは別にタイムカードだけを抜き出して集計します
タイムカードは日報内にも記載されますが、1か月単位で集計をすることができます。打刻修正や時刻の丸めなどもオマケ程度についています。なおタイムカードの集計は別途有料となります(月額ではなく売り切りです)
選択肢
あらかじめ回答を用意しておき、日報作成時に該当するものを1つだけ選ぶことで入力できます。回答を画面にすべて表示する「ラジオ式」と、回答を1つのボックスにまとめて、プルダウンで入力する「セレクト式」があります。上図のケースでは、左の列が「ラジオ式」で右の列が「セレクト式」になります。
選択肢は無料プランで5こまで、有料プランでは50こまで作成できます。足りない場合は2つに分けるなどして対応してください。
選択式はスタッフの日報作成の手間を減らせます。また、イレギュラーな文字を入力されることがないため、日報の読み手にとっても安心できます。
例えば「天気」を書く場合にこの項目は便利です。「晴れ・曇・雨」を用意しておけば、入力するスタッフも簡単です。また、検索の対象とはなりますが、ハイライト表示されません
選択肢(複数解答)
回答をいくつか用意しておき、その中から複数選択することで回答できます。入力時の表示方式は、選択肢をすべて画面に表示する「チェックボックス式」と、選択肢をプルダウンから選ぶ「セレクト式」が選べます。上図のケースでは、左列が「チェックボックス式」で右列が「セレクト式」になります。
選択肢は無料プランで5こまで、有料プランでは50こまで作成できます。足りない場合は2つに分けるなどして対応してください。
語録
+v5.11.0

日報のテンプレートパーツの1つ。選択肢と1行テキストを足して2で割ったような機能を持ちます
語録は「選択肢」と「1行テキスト」を合わせたような機能を持つパーツです。入力によって語録(選択肢)を絞込み、選択することで入力できる仕組みです。選択肢パーツと異なり、語録は容易に新しい語録を追加可能です。現場名、顧客名、商品名など頻繁に追加される項目には、語録を使うのが最適です。
語録を利用するには最初に「語録集」を用意します。語録集は複数個作成できます。語録集の中に「語録」を追加していきましょう。
例えば「顧客リスト」が語録集にあたり、「上田進也」などの顧客1名1名が「語録」にあたります。
語録集の作成方法はこちらをご覧ください。
チェックボックス
チェックボックスは「はい・いいえ」の回答が簡単にできる、便利な項目です。見た目もわかりやすく、誰でも簡単に操作できます
入力必須の指定がされた場合、チェックがONになっていないと、提出ができません。
レート
オンラインショップなどでよく見かける、商品レビューの評価です。一般的には5段階評価ですが、Nipoは2〜10の間で設定可能です。クリック1つで入力でき、見た目もグラフィカルでわかりやすいパーツです
スライダー(刻み)
スライダーを左右にスワイプして数値の入力ができます。スライダーの最小値と最大値、そして刻みを指定します。
スライダーの左端が最小値、右端が最大値です。スライダー上に表示された・(中黒)が、刻みを表しています。刻みの単位でスライダーが止まります。例えば刻みが5であれば、0, 5, 10, 15 , 20のように、5刻みで入力ができます。6や7など、刻みの倍数以外の数値は入力できません。
スライダーで入力された値は、集計され、グラフ化の対象となります。予め入力される範囲がおおよそ予測できる場合は、数値パーツよりも使い勝手の良い入力方式です。特にスマートフォンやタブレットとの相性が良いです。
類似パーツに「数値」があります。スライダーと数値の役割の違いについて
スライダー(刻み)の種類
リッチ式とブラウザ式から選ぶことができます。ブラウザ式の場合、ご利用のブラウザによって見た目が変わります
スライダー(範囲)
数値の範囲入力パーツです。最小値と最大値を設定します。スライダーの左端が最小値、スライダーの右端が最大値になります。1つのスライダーには2つのハンドルが用意され、特定の範囲をスライダーで入力することが可能です。
スライダー(刻み)と異なり、本パーツで入力されたデータは「集計」されません。CSV出力でエクセルに書き出した場合、「1〜5」のように文字として入力されます。
最小値・最大値を計算式などで利用したい場合、LEFT関数、FIND関数あたりを利用して分割すれば数値データとして加工できます
スライダー(範囲)の種類
スライダー(範囲)は常時入力ラベルを表示する種類と、常時ラベルを表示しない種類から選ぶことができます
写真
タブレットやスマートフォンで撮影した画像を添付したり、PCに保存されている画像データを添付したりできます。対応ファイルはJpeg・Pngになります。
画像をNipoのサーバにアップする前に、画像の圧縮処理が行われ通信量を削減しています。圧縮されると、画像の容量はおおよそ100KB程度になります。
写真データはCSV出力されません。(PDF出力時は写真が出力可能です)
手描きメモ
iPadやSurfaceなどの、タッチパネルが使える場合に便利な項目です。
シンプルですが、指でスラスラとイラストや文字が描けます。
キーボード入力が苦手な方や、図・イラストを日報に付与したい場合におすすめです
描いたイラストは、ご利用のデバイスによってサイズが自動で変わります。
署名(手書きのサイン)
+v5.4.0
署名(サイン)に特化したパーツです。手描きメモを署名代わりに使うのであればこちらのパーツを使う方が良いでしょう。
手描きメモと非常に似ていますが以下の点により手描きメモとは分けて考えられます。
- 描画エリアがどの端末を使っても固定なので同じ大きさの署名を得られる
- 日報のコピー機能を使っても署名はコピーされない(手描きメモは上書きしない限り同じ画像がセットされます)
- PDF出力の際、手書きメモは画面サイズ最大に表示するが署名は適切なサイズで表示されます
表(可変長)
+v5.4.0
「表」は少し特殊なパーツです。上のアニメーションをご覧いただくとわかりますが、大きな特徴として「可変長の入力」に対応しています。作業時間ごとに日報をつけるような形式の場合は前もって何行必要かわかりません。そのような場合にはこの「可変長の表」が役に立ちます。
もう一つの特徴は、これまで紹介してきた「時刻パーツ」や「チェックボックスパーツ」などを組み合わせて1行を作れるという点です。
「表」で利用できるパーツは現在以下の通りです
- 複数行テキスト
- 時刻
- レーティング
- 選択肢
- チェックボックス
- スライダー
入力の際は、無料プランで4行まで、GOLDPLANで49行まで入力が可能です