Nipoの日報検索システムが変わります
日頃よりNipoをご利用いただきありがとうございます。
さて、現在Nipoの全文検索機能は「Algolia」というサービスを使用していますが、このサービスを停止し、新たに「Typesense」という全文検索データベースを採用することになりました。
現在は試験運用を行っております。Algoliaに比べると検索結果の表示速度に若干の遅れ(今まで0.5秒だった検索が1.0秒になったくらいの差)はありますが検索の精度については遜色ありません。
次回のバージョンアップで「TypeSense」への切り替えを予定しております。
これに伴い、Algoliaのサーバを停止するため、古いNipoでは全文検索機能が使えなくなります。
新しいNipoのリリース時期は11月20日頃を予定しております。Algoliaのサーバ停止は11月30日の予定です。
なぜAlgoliaからTypesenseへ切り替えるのか?
Nipoは長いことAlgoliaを利用していました。しかしAlgoliaは一言でいうと「料金が高すぎる」のです。
また、Nipoではあまり使いませんが、Algoliaは並べ替えを1種類しかサポートしませんがTypeSenseでは複数の並べ替えをサポートしています。開発もオープンソースで行われており、コミュニティも活発です。
Algoliaでは直近3ヶ月分の、GOLD PLANのお客様の日報だけしか保存していないのに月額100ドル近い費用がかかっています。TypeSenseではその半額でGOLDPLANのお客様の日報を1年分以上保存することができます。
コストを抑えた分は、検索機能の拡充といった形で皆様に還元していければ良いなと思っています。日報という性質上検索はそこまで重要では無いのかもしれませんが、例えばタグによる絞り込みや、ずっと着手しなかった「送信BOX」からの検索などもできるようになる予定です。
AlgoliaとTypeSenseの対比は過去に開発者ブログでも記事を書いたので興味があれば御覧ください
大規模なNipoの改革とその終わり
2021年の11月はNipoの大規模なアップデート、メール配信システムの切り替え、そして今回の検索システム変更と、かなり多くの変更が行われました。
ソースコード単位で言えば、中身の7割以上は書き換わっています。
一連の大規模改革の騒動もこの検索機能で一段落し、またしばらくは小規模なアップデートの日々に落ち着くかと思います。
折を見てNipoの公式ホームページも大きく作り変わります。今のNipoの画面とホームページに掲載されている画像がだいぶ変わってしまっているためです。
もう少しでNipoも落ち着いてくるはずですので、今は切り替えに伴う成長痛のようなものだと思い、多少の不便には目をつむって暖かく見守っていただければ幸いです。
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