Facebook,Twitter,Googleを利用したソーシャルログイン機能を廃止
今現在(Nipo Version5.10.1)において、NipoはFacebookやTwitter,Googleのアカウントを利用してログインする、いわゆる「ソーシャルログイン機能」を提供しておりますが、この機能を2020年6月1日に終了することとなりました。
現時点でNipoをソーシャルログイン機能で利用している方におかれましては、アカウントをE-mail認証に変更していただく必要がございます。
切り替えの手順
切替が必要な方は、Nipoを起動すると次のような警告が表示されます(version 5.10.2以降)

ソーシャルログインの警告が表示される場合は対応が必要です
【設定】をクリックするとプロフィール画面へ移動します

パスワードの設定ボタンをクリックしてください

メールを開きリンクをクリックする
リンクをクリックし、ログイン用のパスワードを指定してください

ログイン用パスワードを指定する
パスワードの変更が完了するとログインのセクションが切れるため、一度Nipoを再起動します。

E-mailとパスワードでログインします。E-mailは先ほどメールを受け取ったアドレスで、パスワードは1つ前の手順で指定したものです
お疲れさまでした。以上で設定は完了です。最後に正常に完了したかを確認してみましょう

SNSログインからパスワードログインへ切替が成功した
「ページが見当たりません」と表示される場合

上記の様なエラーが表示され、パスワードがリセットできないバグが報告されています
ブラウザのキャッシュが残ることが原因で、パスワードのリセットが失敗することがあります。「ページが見当たりません」というエラーが表示され、そのままNipoのトップ画面へ移動してしまいます。
このバグの原因はブラウザ上に残された「キャッシュ」です。
解決策として、ブラウザを「シークレットモード(プライベートモード)」で開いてください。

シークレットモードのブラウザから開く
「Google Chrome」の例でお話します。
まず、Google Chomeをシークレットモードで開いてください。「ファイル」から「新規シークレットウインドウ」をクリックすることでシークレットモードになります。
E-mailに記載されたURLをクリックするのではなく、コピーしてください。
コピーしたURLをシークレットモードのURL欄に貼り付けます。
上記手順でパスワードのリセット画面が正常に表示されます。
廃止に至る理由について
時代の流れにより、いくつかの機能が消えることはやむをえません。今回ソーシャルログイン機能の廃止に至った理由は次の通りです
利用者の少なさ
大きな理由の1つとして、ソーシャルログインを使うユーザが少ないことが挙げられます。業務用アプリという側面も相まって、Nipoではソーシャルログイン機能のユーザがほとんどいません。特にTwitterは壊滅的に少ないのが現状です。また、アカウントを作らず手軽に試したい方は「匿名アカウント」機能があることも利用者減に拍車をかけています。
技術的な問題
IOS版のNipoに限りますが、2020年6月より、Apple社の方針として、「ソーシャルログイン機能を提供する場合、AppleIDによるログイン機能の実装が必須」となりました。現在のNipoではこの規約に準拠するための労力を割くことは賢明ではないと判断しました。
※本来は2020年3月から実施でしたが、昨今のコロナウイルスによる影響で、2020年6月実施に延期されました。(本当に命拾いしました)
加えて、ソーシャルログイン機能では、現在Apple社が非推奨としている「UiWebView」という機能を使っております。UiWebViewを使ったアプリは2020年12月以降、アプリストアにリリースできなくなるとアナウンスもされています。
さらに、既存のソーシャルログインユーザを通常のE-mailログインに切り替えるのはとても簡単にできます。天秤にかければ、どちらを取るのが正解かは一目瞭然です。
古い技術が淘汰されることはやむを得ないことです。今回は新しい技術に対応させることに労力を割くより、これらのソーシャルログイン機能を切り捨てることで対応させていただきます。この対応に関する労力を節約した分、Nipoの機能開発に労力を注ぐことができます。
ソーシャルログインを利用している方には申し訳ないですが、パスワードの登録をよろしくおねがいします。前もって、御礼申し上げます