いつもNipoをご利用いただき、ありがとうございます。ソフトウェア開発においてシステムのアップデートは、自動車で例えるなら点検のように定期的に行われなければならない、重要な事項です。
そんな中で、大きな動きがありました。Vue3の正式リリースです。自動車で言うなら、車検くらい大きなイベントです
NipoはVue2で動作するプログラムです
表題のとおりですが、Nipoは本記事執筆時点(2020/10/1)、Vue2で動作しています。そのVueが今年9月末にVue3へと大きくアップデートされました。とても大きな変化です。
公式では、Vue3への移行手順マニュアルが用意されています。そして古いVue2はどうなるかというと、今後はLTS(長期サポート)版となり、すぐに廃盤になるわけではありません。
しかしながら今後も継続してNipoの運営を行うには、Vue3への移行が必要だと考えております。今後のアップデートでは徐々にVue3へ移行していくことになるでしょう。

安心安全のためにもVue3対応は必須だね
基本的な操作画面の変更は必要最小限にとどめますが、プログラムの中身はガラッと変更されることになるでしょう。
いつ頃Vue3に対応するの?
少しややこしいのですが、Vueの上にもう1つ重ねて利用しているプログラムがあります。Quasar Frameworkというものを利用しています。

Vue ? Quasar ? よくわからない
かんたんに言えば Vue単体だと使いにくいので、Vueを使いやすくラッピングしてくれるプログラムです。苦い薬を飲みやすくする糖衣みたいなものです。
話が脱線しそうなので戻します。NipoがVue3へ対応するためには、糖衣であるQuasar FrameworkがVue3に対応する必要があります。よってNipoのVue3対応スケジュールは主にQuasar Frameworkのスケジュールを基準に着手されます。
2020/10/01現在、Quasar Frameworkは10月末にβ版、11月末に正式リリースを予定しています。
Vue3になってNipoは何が変わるの?
見た目上はほとんど変わりません。内部では今以上にレンダリング速度が向上すると言われていますが、実際に体感できるほどの差はないと考えています。それでもVue3へ移行する必要があると思います。
Vue3へのアップデートはNipoの開発規模から考えると大きな案件となりますが、全部見直す良い機会でもあります。使いにくい点などを抜本的に改善するチャンスでもあります。
リリース時はNipoのバージョンも7.0.0になります。リリースまで今しばらくお待ち下さい。